山岳救助が壮絶すぎる漫画「岳」【感想】どうして険しい山に登るの?そこに山があるから?

山登りに、まーーーったく興味がなかった、モフの木 ことりです。
でも「岳」を読んで興味を持ちはじめました。

  
▼コレコレ

まんが岳表紙写真

友人その2から借りたときはじめは、

「山登りまんがか~~」

というかんじで読みはじめました。
でも…1話目ですぐに、山の世界に惹きこまれて。

こんなにも厳しくて壮絶な、でもすばらしい世界があるんだって教えてくれる物語です。

今日はそんな「」の魅力にせまります。




「岳」の基本データ

客観的評価 ★★★★★☆☆
カテゴリ 山 男の生き方
気分   泣きたい 山の世界を知りたい ハラハラしたい
個人的おすすめ度  ★★★★★

2011年に小栗旬主演で映画化されてるので、多くの人に読まれてます。
総じて評価内容も高め。
巻数が多いと、巻を追うごとに読んだ人が減っていったり評価がちょっとさがっっていったりするのですが、読まれてる指数も、全体的な評価も落ちていかないです。
なんなら、Amazonでは、17巻で5.0の評価とってます。

「岳」はどんな人におすすめ?

岳まんがコマ
引用元:岳 1巻 石塚真一

  • 山が好きな人!
  • または逆に、山のことをまーったく知らない人!
  • 山に登る意味がわからない人
  • サバイバル系まんがが好きな人
  • コーヒーが好きな人
  • 山登りをしようとしてる人

「岳」のみどころ!

みどころ① 超絶魅力的な主人公 島崎三歩

岳コマ
引用元:岳 1巻 石塚真一

このまんがの魅力は、なんといっても主人公、島崎三歩です!

ひたすらナイスガイ。

たぶん今まで読んだまんがの主人公の中でいちばんのナイスガイかも。

要請があれば危険を顧みず遭難者を探しにいく。

そして三歩は遭難者に対して決して責めたりしない。

生存者には力強く「よく 頑張った!」「あやまらないあやまらない」と声をかけ、死者には祈りと敬意を捧げる。

その大きな心と人柄はまさに山のよう。

超絶魅力的な主人公には、いろいろな人の要素がつめこまれてました。

7巻のさいごのおまけコーナーで、「島崎三歩」のキャラクターについてこんなことが

「主人公はどこから生まれたんですか?」

主人公は、僕の中ではつまり…

地球一のクライマー、中山ユージのようにカッコよく力強く!!

植村直己のような、世界を渡り歩いたスーパージャパニーズで、

千曲川のように、清らかかつたおやかで、

筑波山のように、家から2時間くらい身近な存在で、

高田渡のように、自由の中にメッセージを抱き、

ジョンコルトレーンのごとく追究を追究し

「パリ、テキサス」のトラビィスばりに、孤独をものともせず

岳(7) (ビッグコミックス) [ 石塚真一 ]

岳7巻コマ
引用元:岳 7巻 石塚真一

みどころ② 山の魅力と厳しさについて考えさせられる

岳コマ
引用元:岳 2巻 石塚真一

危機一髪で助かるような描き方はしてません。山の厳しさを伝えているんだとおもいます。

滑落して、手足がおかしな方向に曲がって亡くなっている人、血だらけの人、背負って救助してるあいだに亡くなる人
そんな人がたくさん描かれてる。

このまんがを読んでると、どうして険しい山に登る人が沢山いるんだろうと、考えずにはいられません。

そこに山があるからだろうけど、きれいなだけじゃないのになって。

いま、漠然と感じることは、

本当に見たことない景色が見られるんだろうなぁ、気持ちも含めて。

というところ。

これは、まだ自分の中でテーマです。

みどころ③ 主人公の三歩が助けにきた瞬間の安心感がヤバい

岳コマ
引用元:岳 1巻 石塚真一

遭難して、下手したらもう死ぬかもなって時に三歩が現れます。

その瞬間の安心感といったら!

かける言葉が毎回違ってて、心に沁みます。

みどころ④ 1話完結

1話ごとに完結するので読みやすいです。

エピソードによっては辛かったりしますが、はずれエピソードみたいなのがありません。

ここからは、各巻感想です。

岳(1)石塚真一 ビックコミックオリジナル

内容紹介

秋の北穂高岳。登山中の中年男性・黒岩が、雪に足をとられて崖から転落、腕を骨折して動けなくなってしまった。
山麓の警察署では下山時刻が遅れていることから、山岳遭難防止対策協会のボランティア・三歩に救助を要請することに。
見かけは頼りなさそうな三歩だが、ヒマラヤや南米の山を歩いてきた経験豊富な救助員で…
引用元:amazon.co.jp

感想

気軽に読み始めたら、泣いてしまった。

電車の中で。

救助された父子、お母さんが助けてくれたことを素直に信じる男の子(涙)

世の中、あんな絶壁でコーヒー飲む人がいるんだ~って驚き。

みんなもくればいいのに、か~。

自分の知らない世界を見せてくれるまんが。ワクワクする。

とっても頑張り屋さんなのね、人って。

でもね、本当は御飯が食べられて夜眠れれば、それだけでとっても幸せなの。
大ちゃんの幸せを考えてたら、お母さんやっぱりこの2つしか浮かばないの。
岳(1) (ビッグコミックス) [ 石塚真一 ]

岳(2)石塚真一 ビックコミックオリジナル

内容紹介

北アルプス・滝谷に氷が張り、アイスクライミングのシーズンが到来した。まるで人間が登るのを拒むようにそびえ立つ氷の壁。そこへ挑んでいた二人パーティーのうち、後方を登っていた男に氷塊が直撃し、重傷を負ってしまう事故が発生した。ちょうど滝谷へ向かっていた三歩とザックが救助準備に入る一方、氷塊を落としてしまったパートナーは、そばにいるだけで何もできない自分を責めて…
引用元:amazon.co.jp

感想

雪山こわい!!

氷の壁のぼるとか、どうしてなんだっておもってしまう。

三歩さんは、もうやっぱり、遭難者にかけることばが温かい。
いちいちじーんとくる。

彼はボランティアという事だが普段は何をやっている人なのだろうと気になって調べてみたら、ボランティアでも、出動したら謝礼がもらえるということがわかった。

デイモンの背中の山の字、そういう伏線だったのかと泣けてしまった。

岳(3)石塚真一 ビックコミックオリジナル

内容紹介

山を制覇することに憑かれた人たちがいる…。北アルプスで、ある登山者夫婦と出会った三歩。日本百名山の完登を目指している夫婦は、いよいよ今日、百山目となる槍ヶ岳へ登頂に来たのだという。それを聞いた三歩は、数年前、仲間とともにエベレスト登頂を目指した日のことを思い出し…
引用元:amazon.co.jp

感想

三歩のいろいろなことがわかった巻。

以前エベレストに挑戦していたこと、千歩という姉がいること、東京のクライミングジムでルートのセットアップをしていること、そしてバナナが好きなことなど。

くみちゃんの一つの転機となっただろう「警告」と、父親が遭難した子どもが登場する「オトコメシ」が心に残った。

助からなかったエピソードが本当につらい。辛いけどこれで助かるなら山は甘いってことになっちゃうからなぁともおもったり。

救助に行って既に要救助者が亡くなっていることも多いだけに、生きていてくれた時の喜びは、読んでる側もひとしお。

亡くなった人によくがんばったっていう、三歩、
亡くなった人を整えてあげる、三歩。

岳(4)石塚真一 ビックコミックオリジナル

内容紹介

北アルプスを登山中の男子学生が、大キレット北端で滑落遭難してしまった。
強風で救助ヘリが飛べないなか、三歩はひとり現場へと急ぐ。だが時を同じくして、キレット南端で中年女性が滑落したという連絡が新たに入り、現場に近い三歩が、ふたつの事故の救助を託されることに…
引用元:amazon.co.jp

感想

人命救助に当たる際の、判断の難しさについて考えさせられた巻。

勉強になった。
独りで山登りしているつもりでも色々な人に助けられている。
それは山に限らないかもしれないなとおもったり。

クミちゃんが成長してきていて頼もしい。

新キャラの、昴エアーの牧さん登場。
牧さんはめちゃめちゃドライで、言ってることは厳しいけど、それが真実。
こういう存在は大事だと思う。

三歩とは、まったく別の魅力を持った人物。

岳(5)石塚真一 ビックコミックオリジナル

穂高岳で遭難事故が発生。要救助者を発見できたものの一足遅く、救出途中に三歩の背中で息絶えてしまった。
ヘリで運ばれていく遺体を見送り終えると、辛い気持ちになった久美は、気晴らしにと週末ふたりで街に出かけることを提案。
だが三歩は、入ったレストランで高いワインを頼まず、水だけを注文して…?
引用元:amazon.co.jp

感想

5巻も泣けるはなしが満載。

クミちゃんと三歩の仲が気になる!
つきあったりしないのかなあ。

ずっと触れられなかった三歩のほっぺの傷の訳もようやくわかって、あの経験が救助の道へ入るきっかけになったのかなとおもった。

物語がより深くなってきた。

三歩の「よく頑張ったね」っていう遭難者を否定しない言葉が、何度聞いても、沁みる。。

さいごに

さいごの18巻まで読み終えて、どうして人が山に登るのか、わかったような、でも、まだ、少しもわかってないような。

このまんがは、景色の絵も本当にきれいで、あ~山っていいな~っておもいます。

その一方で、亡くなる人を見ると…

どうして?どうして?
家族をおいて、どうして険しい山に登るの?
山に来なかったら生きてるんだよ?

っておもってしまいます。

自分も登ってみたら、そのこたえが見つかるかな?
岳7巻コマ
引用元:岳7巻 石塚真一

まとめ

  • 山岳救助の壮絶さを物語ってる漫画。山登りする人にはぜひ読んでもらいたい。
  • 島崎三歩は、器の大きな、超絶魅力的な人物。
  • 人はどうして山に登るのか?

ことばメモ

オレも飛ばされた事あってさ。
なんでだろね。
追い風には押されればいいし、
向かい風には向かえばいいけど
突然吹く横風に簡単に飛ばされちゃうんだよ。
どうしても。
[岳/石塚真一]

モフちゃん

友人その2よ、こんないいまんが持ってたんならはよ出さんかい!

さいごまで読んでいただきありがとうございます。

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