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【まんがで読破】「夜間飛行」は星の王子さまの作者の、超リアルな夜飛ぶお話(感想)

初めて読みにきてくれた方に読んでもらいたい記事、10選。

まんがで読破夜間飛行表紙

おはようございます、もふのきことりです。

まんがで読破 夜間飛行」を読みました。

作者は、「星の王子様」で有名なサン=テグジュペリさんです。


「夜間飛行」は、その名の通り、夜に飛ぶはなしっておぼえてください。

星の王子さま書いた人の、夜に飛ぶはなしです。



夜飛ぶのがなんなのって、現代社会に生きるわたしたちはおもいますが、

「夜に飛ぶなんて危ねーじゃーねーか!」

って時代があったのです。


そんな時代のおはなしです。


「夜間飛行」のWikipediaに、

サン=テグジュペリ自身の飛行機乗りの経験を活かしたリアリズムにあふれる作品。

と書いてありましたが、ホントそんなかんじで、「星の王子さま」のファンタジーな感じと全然違ってて、イメージが変わりました。

働きマンたちの、熱いリアルな物語。





まんがで読破 夜間飛行 あらすじ

命を懸ける価値のある仕事とは?

航空郵便の黎明期、南米路線を運営するリヴィエールの指揮の下、飛行士たちは己の命を懸け、前人未到の危険な夜間飛行に挑んでいた。
事業の確立のため、あえて冷徹に部下と接するリヴィエールだが、ある夜、勇敢な飛行士・ファビアンの機体が遭難してしまう……。
自らも飛行士としての経歴をもつ作家・サン=テグジュペリのベストセラーを漫画化。

引用元:夜間飛行 (まんがで読破) [ アントアーヌ・ド・サン・テグジュペリ ]


まんがで読破 夜間飛行 基本データ

客観的評価★★★☆☆☆(もふの木データ分析による)
カテゴリ 世界の名作(フランス) リアリズム文学 
気分 ハラハラしたい 仕事に熱くなりたい   
個人的おすすめ度★★★☆☆☆(さらっと読めた、まんがだと単純になりすぎ?)


あまりたくさんの人には読まれてないけど、全体的な評価や感想は悪くないです。
少年漫画を読んでる気分になってなかなかおもしろいですが、中身はだいぶシンプルかな?
ちょいちょい笑わせ要素はさんでます。
絵は個性的でかわいいかんじもある。コマ割りが良いとの評価も見かけました。


夜間飛行の著者、サン=テグジュペリ(1900~1944)について

サンテクジュペリ写真
フランス出身。作家・飛行機操縦士。
名家の長男として生まれ、兵役で航空隊を志願。
退役後は民間機の操縦士として勤務する傍ら、作家デビュー。
『夜間飛行』等の作品で名声を不動のものとする。
第二次世界大戦中、アメリカ亡命後に発表した『星の王子さま』が世界的ロングセラーとなる。
偵察機搭乗中に消息を絶つ
引用元:夜間飛行 (まんがで読破) [ アントアーヌ・ド・サン・テグジュペリ ]

おぼっちゃまだったんだなあ。
調べたところ、飛行中に敵機に打たれて亡くなったみたい。
戦争時代の人なんだね。

ちなみに打った人が実はサン=テグジュペリのファンであとで彼だと知って悲しんだ…なんて説も。

まんがで読破 「夜間飛行」 感想

冒頭にも書いたように、サンテグジュペリといえば「星の王子さま」だけど、このおはなしはそのイメージとはぜんぜん違ってた。

航空郵便事業に使命感を燃やすワーカホリックな人たちを描いた物語で、この物語(というかこのまんが)のテーマは、「命をかけるほどの仕事はあるのか」ということ。


夜に飛ぶって、危ないことだったんです。

このころの航空事情は、レーダーがまだない時代で、空の上で頼れるものといったら、コンパスと自分の目と、月明かりだけという。


月明かりが無ければ暗闇になってしまう中、雷雨や山脈の中へと挑んでいく飛行士たち。

一歩間違えば大事故につながる、まさに命がけの仕事。



この物語の主人公は航空会社の支配人で、こんな危険な目にあわせていいのかと、何度も自問自答を繰り返してます。


「命をかけるほどの仕事はあるのか」


実際どうなんだろう。

「企業の利益追求のために、労働者の命を危険に晒してもよいのか」と記者につめよられてる場面があったけど、企業の利益のためというか、人類の進歩のためとか、誰かの命を救うために命を危険に晒す仕事はあるのかもしれない。


命をかけたいっておもえる仕事に出会えたら、その働く姿は、きっとすごくかっこいいんだろうなとおもう。



ただ、命をかけたい側、命がけで挑んでる人の方が、まだスッキリしてるのかもしれないけど、それを指示する側、サポートする側の苦悩は計り知れない。

現在の、宇宙飛行士は、けっこうそれに近いのかな。



原作レビューを読んでみたら、詩的な表現、比ゆ的な表現も多いらしく、難しかったわかりにくかったという意見が多かったけど、まんがはすごくわかりやすかった。
というか、ちょっと単純明快で、わかりやすすぎるくらい、わかりやすい。

めっちゃシンプル。

命をかける仕事はあるのか、ないのか、あるのかい、ないのかい…

…あーる!

くらいに。


イメージとしては、又吉直樹原作の本を、なかやまきんにくんがまんがにしたかんじ。


それが、まんがで読破シリーズの良いところで、それが目的だからOKなんだけど。


たとえると、
湖の表面の色を見せてくれるのが、まんがで読破シリーズかな。
魚の影とかも見える。


もっとその湖の中のことを知りたかったら、飛び込んでみる。それが原作を読むということかな。


まんがで読破夜間飛行コマ
出典:まんがで読破 夜間飛行 バラエティアートワークス

まんがで読破夜間飛行コマ
出典:まんがで読破 夜間飛行 バラエティアートワークス


カッて。

うん、わかりやすいね!







きょうのだいじメモ

*「夜間飛行」は、まだ人類が空を飛び始めたころに、夜飛ぶことに挑戦した物語。
*現在の便利な技術は、様々な犠牲や行動の上に成り立っている。



さいごまで読んでいただきありがとうございます。


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